3-B06 Social VR での犬の散歩による話しかける行為への心理的負担の軽減
3-B06 Social VR での犬の散歩による話しかける行為への心理的負担の軽減
市川 あゆみ,川口 一画(筑波大)
https://scrapbox.io/files/6565ba94d2b00f001bdbcd78.png
要旨:
Social VR は,仮想空間内において人々が互いに交流可能なマルチユーザ・アプリケーションである.ユーザが Social VR を利用する動機の 1 つとして,Social VR における見知らぬ人々との出会いおよび交流があげられる.しかし,そのような動機をもつユーザの中には見知らぬ人に話しかけることに心理的負担を感じる者も存在する.また,犬の散歩は社会的触媒効果をもたらし,飼い主に他者からの好意的な注目を集め,社会的交流を増加させる.本研究では,Social VR において見知らぬ人に話しかける行為に対するユーザの心理的負担を軽減するため,VR 空間において犬の散歩を再現した 1 対 1 のコミュニケーション
システムを提案する.提案システムでは,VR アバタによって表現されたユーザおよび対話相手の足元に行動を制御した仮想の犬を配置する.今後は,提案システムを用いて Social VR における見知らぬ人へ話しかける行為の心理的負担の軽減効果を調査するための実験を行う.
参加者メモ・コメント:
質疑応答: